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「ワーカーホリック,遺産分割しないと等」【閑話休題11】

弁護士の仲田誠一です。catface


昨日は,仕事が結局抜けられず,残念ながら交流会には参加できませんでした。またの機会があれば是非参加したいと思います。

明日から三連休ですが,また雪が降りそうですね。家族サービスのために,一日でも休みを確保したいと思います。

ところで,最近はもうワーカーホリック(仕事中毒)ははやらないのでしょうか。仕事をセーブしろと忠告を受けることが多くなってきました。依頼者さんから,いつ休んでいるのか?との質問もよく受けます。
ワーカーホリックなんて80年代のアメリカの負け惜しみで作られた言葉だと思っていましたが,時代は変わったようです。
といっても,私を心配して忠告してくれる方がほとんどですので,最近はそれに従っているつもりです。特に,一度体を壊してからはセーブしているつもりですが,まだまだなようです。

ほぼ何もないところから事務所を立ち上げたため,仕事のあることのありがたさ,頼られる喜びは,人一倍のものがあります。そのため,どうしても仕事優先になってしまい,なかなか他に目を向けられません。

本当はいろいろな自己研鑽や趣味に頑張る,人との交流を拡げるなど,人間性や知識を高める努力をしていかなければいけないとわかっているのですが…

どうしても,目の前の依頼者さん,ご相談を優先してしまいます。

中長期的な見方ができない,悪い経営者の見本かもしれません。

愚痴はこの辺で止めときます。

さて,遺産分割をしていない,預金などは分けたが不動産はそのままにしてある,などのケースは意外に多いようです。最近よく相談を受けます。

私のところに相談に来る方は,なにかしらの問題を抱えて来られます。相続がまた発生したために何とか整理したい,不動産を売却したい,不動産のトラブルを解決したい,破産せざるを得なくなった,などの事情です。

今回の相続問題を抜本的に解決するためには,前の相続も解決しないといけません。不動産を売却するには,名義を1人に集めるか,相続人全員で売ることが必要です。不動産トラブルに対応するにも,他の相続人の協力が必要なケースが多いでしょう。

1代前の相続が終わっていないということなら,まだなんとかなるかもしれません。
しかし,2代前,3代前,しかも明治民法の家督相続の時代の相続もかかわっているということであれば,相続が枝分かれした結果,多数の相続人が全国に散らばって登場したり,存在しないはずの人の戸籍が残っていたり,あるはずの戸籍がなかったり,など問題が複雑化します。

最近は,相続人の1人が海外に移住や長期赴任しているケースも多いでしょう。

時間が経てば経つほど,相続人全員の合意によって,遺産を分割ないし整理することは困難となるわけです。

一方で,口約束などで不動産を受け継いだケースでは,時間が経てば経つほど,それを証明することが難しくなっていきます。登記を直したいと思っても,会ったこともない相続人全員の合意を取ることは難しいかもしれません。

その場合には,時効で不動産を取得したとの訴訟を相続人全員に対して起こさないと登記をまとめることができません。そもそも相続人全員を確定する作業は大変ですし,行方不明の人や海外にいる人,戸籍だけ残っている人などがいると,さらに対処が大変です。

相続問題はできるだけ問題が起きたときにすぐ解決をする必要があります。しんどいからといってそれをしないのは,単なる問題の先送りになってしまいます。将来,さらに問題を複雑化させてしまうおそれが高いことです。

後の人のことを考えると,今の人が頑張って解決しなければなりません。

 


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